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蓄電池は12.8kWhの大容量で正解だった|夜間使用量と災害対策で容量を選ぶ

お家について

太陽光を載せると決めたとき、悩んだのが蓄電池の容量でした。小さすぎれば夜の電力をまかなえず、大きすぎれば費用対効果が気になる。このちょうどいい容量の見極めが、蓄電池選びの一番の難関だと思います。

我が家は太陽光9.6kWに、12.8kWhの蓄電池を組み合わせました。結論から言えば、大容量を選んで正解でした。夜間電力の使い方・自家消費率・東北ならではの停電リスクという3つの観点から、その理由を書いていきます。

なぜ大容量を選んだのか

我が家は共働きで、日中はほとんど家に誰もいません。太陽光が一番発電する昼間に、その場で使える電力は限られています。発電した電力を蓄電池に貯めて夜に使う流れを徹底することで、自家消費率を大きく引き上げられると考えました。

実測では、月に200〜300kWh前後を充放電していて、1日あたり7〜9kWh分の夜の電気を太陽光の充電でまかなえている計算です。帰宅後の夕方から就寝までは、照明・テレビ・食洗機・洗濯乾燥機・エアコンと電力消費が集中する時間帯。ここを蓄電池がカバーしてくれるおかげで、夜間の買電がほぼゼロで朝を迎えられる日も多くあります。

もうひとつの理由は停電への備えです。東北は地震が多く、数時間から1日以上の停電が起きる可能性があること。停電中にどれだけ生活を続けられるかは電気残量にかかっています。照明・冷暖房・冷蔵庫を長時間カバーできる安心感は大きい判断材料でした。

高気密住宅と蓄電池の組み合わせが効く理由

見落とされがちですが、蓄電池の効果は家の断熱・気密性能と密接に関わっています。我が家はC値0.4・UA値0.22の高気密高断熱仕様で、冷暖房のエネルギー消費自体が少なくて済みます。同じ12.8kWhでも、断熱性能が低い家より長い時間・広い範囲をカバーできるわけです。

停電時はこの差がさらに顕著になります。外への熱損失が少ないため室温が急には下がらず、暖房の使用頻度そのものを抑えられる。蓄電池の電力を照明や冷蔵庫など本当に必要なところへ回せます。実際、冬はエアコンの設定温度が18~20度のことが多いです。高気密住宅は、蓄電池の価値を最大限引き出す土台だと感じています。

デメリットと注意点も正直に

いいことばかりではありません。まず導入コストは容量に比例して高くなります。設置スペースも必要で、蓄電池には寿命があるため10〜15年後の交換費用も見据えておく必要があります。そして冬の曇天続きでは、そもそも発電が少なくて満充電にならない日もあります。大容量にしても、冬は意外と電気代がかかってくることもあります。ここは期待しすぎないほうがいいところです。

容量の見当をつける簡単な方法

これから検討する方向けに、我が家の容量の決め方を書いておきます。まず電力会社の検針票やアプリで月の使用量を確認し、そのうち夜間に使っている割合をざっくり見積もります。共働きで日中不在なら、使用量の8割以上が夕方以降に集中していることも珍しくありません。月300kWh使う家庭なら夜間は1日6〜7kWh前後。これに余裕と停電への備えを乗せると、10kWh前後が一つの目安になります。

小容量の5〜7kWhクラスだと、夜の途中で蓄電池が空になって深夜は買電、という日が増えます。貯めた電気を使い切れる容量まで上げておくほうが、結果的に自家消費率は伸びやすいと感じています。

停電時にどう動くかは、契約前に確認を

蓄電池には、停電時に家全体へ給電できる全負荷型と、あらかじめ決めた回路だけに給電する特定負荷型があります。どちらを選ぶかで停電時の暮らしは大きく変わるので、容量と同じくらい大事な確認ポイントです。冷蔵庫・照明・通信など、止まると困るものがどの回路につながるのかは、設計段階で電気図面と突き合わせておくと安心です。

停電がきたとき自動で切り替わるのか、復旧後はどう戻るのかも、メーカーや機種で挙動が違います。災害対策として導入するなら、カタログの容量だけでなく、停電時の動き方まで含めて比較するのがおすすめです。ちなみに我が家は全負荷型を採用しました。

まとめ:容量は「夜間消費+停電リスク」で決める

蓄電池の容量選びは、どんな生活スタイルで・どんなリスクに備えるかで決めるのが現実的です。共働きで夜間消費が多い家庭、停電リスクのある地域、太陽光を大容量で載せている家には、大容量の蓄電池が力を発揮します。我が家は12.8kWhを選んで3年近く、夜の買電がほぼない日常と停電への安心を両方手に入れられたので、この容量にして良かったと思っています。

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