※ このブログの家づくり記事はすべて断熱・気密・耐震にこだわった高性能住宅を建てた実体験をもとにしています。家のスペックや建築の経緯はこちら。
最近は軒のないおしゃれな家も増えてますよね。確かに見た目はスタイリッシュでかっこいい。ただ、軒は住宅の快適性に大きく関わる要素だと、住んでみて改めて強く実感しました。
我が家の軒は150cm。なぜそこまで出したのか?
多くの住宅では、軒の長さは60cm程度が標準です。でも我が家は、西側のリビング窓からの西日を遮るために、思い切って軒を150cm出しました。この150cmという長さは、柱を出さずに出せる構造上の最大だったんです。
リビング西側は約2畳分(約1.8m×1.8m)壁を張り出し、その上に150cmの深い軒を設けることで、夏の夕方の強烈な日差しをしっかり遮ることができました。
実際に暮らして感じた軒のメリット
夏の西日を遮れる
リビングの西側に大開口のスライディング窓を設けていますが、軒のおかげで夏の太陽高度の高い時期でも、直射日光が室内に入りません。夕方でも室温が上がらず、冷房効率も抜群です。まぶしさやジリジリ感もなく、快適に過ごせています。
冬の日差しはしっかり入る
冬は太陽高度が低くなるため、軒があってもしっかり日射がリビング奥まで入ってきます。日中は暖房なしでもそこそこあたたかく、明るくて気持ちいい空間になります。パッシブ設計のメリットを存分に感じられました。
雨の日も濡れにくい
深い軒があると、玄関や窓の下が雨で濡れにくいのもポイントです。窓ガラスも汚れにくく、ウッドデッキも雨だれの影響を受けにくくなっています。子供が玄関前でちょっと外で遊ぶときも、小雨程度なら軒の下で十分しのげます。
でも、住んでみて「250cmは欲しかった」理由
快適に感じる場面が多い一方で、住んでみて「あともう少し軒が長ければ…」と感じることも。
軒を150cmにしたのは、構造的に柱を出さずに施工できる最大寸法だったから。「柱があるとウッドデッキの動線が邪魔になるかも」と思い、当初はそれがベストだと判断しました。でも暮らしてみると、夕方に角度によって太陽が奥まで差し込む時間帯があったり、ウッドデッキの手前しか日陰ができず夏に外で過ごすにはちょっと暑かったりします。
子供と水遊びするときも、もっと日陰があれば快適だったのに…と思うことがあります。柱を出してでも250cmあれば、もっと快適な空間になったというのが正直な感想です。
ウッドデッキの活用性も変わってくる
軒の長さは、ウッドデッキの使いやすさにも大きく関係します。もっと日陰ができれば、夏でもデッキにイスを出して過ごせたし、子供の外遊びやおやつタイムにも快適だったはずです。外と中のつながり方がもっと豊かになっていたと思うと、ここは少し後悔が残るポイントです。
軒の長さ、どう考える?
| 軒の長さ | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 約60cm(標準) | 最小限の雨除け・デザイン的にスッキリ | 夏の日射はほぼ防げない |
| 約90cm | 日射遮蔽効果がやや出てくる | 外構に干渉しにくいバランス |
| 約150cm | 夏の遮蔽効果が高く、冬の日射も入る | 柱なしなら限界寸法 |
| 約250cm~ | 圧倒的な遮蔽+屋外空間の活用幅が広がる | 柱が必要・外構設計との調整も必要 |
まとめ:軒は「デザイン」より「機能性」で決めて正解だった!
軒を150cmまで延ばして良かったと思っています。でも、住んでみたからこそわかることもたくさんありました。軒は長い方が室内も外も快適にできますし、ウッドデッキとの相性・柱の有無まで含めて考えるのが大事です。
構造やデザインよりも「暮らしやすさ」優先で考えてよかったと感じています。これから家づくりをする方には、ぜひ軒の長さにもこだわってほしいです。ウッドデッキとの関係性もセットで考えておくと、後悔が減ると思います。


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