標準60cmは短すぎ?軒を深くする理由とその効果

お家について

最近は軒のないおしゃれな家も増えてますよね。

確かに見た目はスタイリッシュでかっこいい✨

ただ、軒は住宅の快適性に大きく関わる要素だと、住んでみて改めて強く実感しました。

我が家の軒は150cm。なぜそこまで出したのか?

多くの住宅では、軒の長さは60cm程度が標準です。
でも我が家は、西側のリビング窓からの西日を遮るために、思い切って軒を150cm出しました。

👉 この150cmという長さは、柱を出さずに出せる構造上の最大だったんです。

リビング西側は約2畳分(約1.8m×1.8m)壁を張り出し、その上に150cmの深い軒を設けることで、夏の夕方の強烈な日差しをしっかり遮ることができました。


実際に暮らして感じた軒のメリット

☀️夏の西日を遮れる

リビングの西側に大開口のスライディング窓を設けていますが、軒のおかげで夏の太陽高度の高い時期でも、直射日光が室内に入りません。

これにより、夕方でも室温が上がらず、冷房効率も抜群◎
まぶしさやジリジリ感もなく、快適に過ごせています。

❄️冬の日差しはしっかり入る

冬は太陽高度が低くなるため、軒があってもしっかり日射がリビング奥まで入ってきます。

  • 日中は暖房なしでもそこそこあたたかい
  • 明るくて気持ちいい空間になる

という、パッシブ設計のメリットを存分に感じられました。


☔雨の日も濡れにくい

深い軒があると、玄関や窓の下が雨で濡れにくいのもポイント。
窓ガラスも汚れにくく、ウッドデッキも雨だれの影響を受けにくくなっています。


でも、住んでみて「250cmは欲しかった」理由

快適に感じる場面が多い一方で、住んでみて「あともう少し軒が長ければ…」と感じることも。


🪵150cmは「柱なしで出せる限界」

軒を150cmにしたのは、構造的に柱を出さずに施工できる最大寸法だったから。
「柱があるとウッドデッキの動線が邪魔になるかも」と思い、当初はそれがベストだと判断しました。


😓でも実際は、柱を出してでも250cm欲しかった!

暮らしてみるとこんな場面が…

  • 夕方、角度によって太陽が奥まで差し込む時間帯がある
  • ウッドデッキの手前しか日陰ができず、夏に外で過ごすにはちょっと暑い
  • 子どもと水遊びするときも、もっと日陰があれば快適だったのに…と思うことが

👉 柱を出してでも250cmあれば、もっと快適な空間になったというのが正直な感想です。


ウッドデッキの活用性も変わってくる

軒の長さは、ウッドデッキの使いやすさにも大きく関係します。

例えば…

  • もっと日陰ができれば、夏でもデッキにイスを出して過ごせた
  • 子どもの外遊び、おやつタイムにも快適だったはず

と、外と中のつながり方がもっと豊かになっていたと思います。


軒の長さ、どう考える?

設計段階で迷ったら、こう考えてみてください。

軒の長さメリット注意点
約60cm(標準)最小限の雨除け・デザイン的にスッキリ夏の日射はほぼ防げない
約90cm日射遮蔽効果がやや出てくる外構に干渉しにくいバランス
約150cm夏の遮蔽効果が高く、冬の日射も入る柱なしなら限界寸法
約250cm~圧倒的な遮蔽+屋外空間の活用幅が広がる柱が必要・外構設計との調整も必要

まとめ:軒は「デザイン」より「機能性」で決めて正解だった!

わが家では軒を150cmまで延ばして良かったと思っています。
でも、住んでみたからこそわかることもたくさんありました。

  • 軒は長い方が、室内も外も快適にできる
  • ウッドデッキとの相性、柱の有無まで含めて考えるのが大事
  • 構造やデザインよりも「暮らしやすさ」優先で考えてよかった!

これから家づくりをする方には、ぜひ軒の長さにもこだわってほしいと思います😊

コメント

タイトルとURLをコピーしました